エディション・ワークス 版画工房からの視点 [版画 / Prints]

昨年個展をさせていただいた代官山のGALLERY SPEAK FORでの展示「エディション・ワークス 版画工房からの視点」のオープニングに行ってきました。
僕も版画作品を2点出品しているのですが、こちらの展示はこれまで版画工房エディションワークスさんにて制作してきたアーティストの版画作品を厳選して展示しているもの。

バラエティに富んだ版の表現に驚くのと同時に、現役で活躍するアーティストの方々も多く集まり、刺激の多い夜となりました。
僕よりも経験豊富なアーティストさんばかりで、ひさしぶりに高校生くらいに戻ったような気分でした。。。
こういう環境で、あれこれ無理を言いながら、、、制作させていただけているのはありがたいなぁ、、、と、しみじみ思います。
いっしょにウンウン唸りながら制作していただいた工房の方々と、ひさしぶりにお会いできたのも嬉しかったです。
楽しい夜だったなぁ。
全エディション完成。 [版画 / Prints]

EDTION WORKSさんにて、まだサインの済んでなかったシートへのサインと、未彩色だったセットの扉絵に彩色をしてきました。
これですでに完成していたものとあわせて、全てのエディションとセットが完成しました。
セット(版画集)は、エディションナンバーに合わせてケースの色も扉絵の彩色の色もそれぞれ違うという豪華版。エディション作品でありながら1点もの。なのに1枚ずつシートを買うよりも4,800円お得。
展示では額装されたシート(版画)をお見せする機会が多くなりそうですが、版画集もケースから出した時のドキドキする感じがたまりません。大事な人へのプレゼントにも良いかもしれませんね。
水性木版。 [版画 / Prints]

個展「都市拾遺物語」に出品している水性木版は、浮世絵から続く木版画の伝統を生かしながらも、現代だからこそ出来る技術を使って仕上げたものです。
今回、EDITION WORKSのみなさんに多大なる技術的なサポートをしていただけたおかげで、僕はやりたい表現をめいっぱい試させていただきました。
サイズはポピュラーな浮世絵と同じ"堅大版"に合わせました。彫りも当時の彫師は切り出しとさらいの2種類の刀だけを使っていたのに倣っての彫り方です。
何枚刷っても同じにじみやぼかしが出来るよう、版に特殊な加工をしたり、金や銀、蛍光色と言った浮世絵の時代にはなかった、もしくは使われなかった顔料を用いての刷りとなっています。金や銀が浮いてしまい、綺麗に定着しなかったのを刷りの圧の掛け方や絵の具の調合、さらに水加減をすることで安定した輝きを放つようになりました。また、金や銀の上に乗せた色がしっかり着ききらずに眠たい色になってしまっていたのを、版を重ねることで冴えた発色を得ることができました。
それぞれ版数で言えば6〜7版ですが、手数はかなりかかっている作品になっています。
是非会場でご覧いただければ幸いですが、遠方でなかなかご都合のつかない方、EDITION WORKSさんのサイトでもご紹介いただいています。
ニュースのページには会場の様子なども載っていますので、参考にしていただけるとありがたいです。
版画・タグボート掲載。 [版画 / Prints]

これだけ晴れてますが、、、台風の影響で前日のうちに大学全体が休講になりました。
強風で電車は止まったり遅れたりしているようですが。。。
さて、TAGBOATさんにて、今回の個展「都市拾遺物語」に出品している水性木版・3点を掲載していただきました。
シリーズでの作品と言うことで、3点をまとめた作品集というスタイルでも出版させていただきました。版画集は作品シート3点+1枚1枚色違いの手彩色による表紙、それにステートメントや版画に関するデータを記載した奥付が手漉きのコットン紙で作られたタトウに収められています。
遠方の方はwebで、お近くの方は是非丸の内カフェに足をお運びいただけると幸いです。
新たな版画表現をお楽しみいただければと思います。
版画集・表紙。 [版画 / Prints]

EDITION WORKSさんで来月出版となる版画集の表紙に手彩色を加えてきました。
今回の版画は3枚の水性木版作品からなっており、さらに表紙と奥付を加えてタトウにおさめた版画集としても出版されます。
タトウも素材の紙の色がそれぞれ色が違うのですが、表紙にも僕が1枚1枚に手彩色を加えさせていただいて、色違いの一点ものに仕上げています。
10月の個展「都市拾遺物語」で発表させていただくのが楽しみです。
最終校。 [版画 / Prints]

EDITION WORKSさんにて制作中の木版画、とうとう最終校を出せました。
これから限定部数を刷ることになるのですが、まずは今回の最終校でOKになったH.C.(非売品)のサイン入れ。
いつもの作品に入れてるサインとはまた違った緊張感がありますね。。。
今後、刷りや諸々の準備で出版は秋頃だと思います。
まだまだ楽しみは続きます。
追加。 [版画 / Prints]

EDITION WORKSさんにて制作中の版画、いよいよ最終校のものと、もうちょっとチェックするものと、という感じになってきました。
当初予定になかったのですが、さらにちょっと面白いものも作ることになりまして、この秋の出版予定がよりいっそう楽しみになりました。
こだわりの。 [版画 / Prints]

EDITION WORKSさんにて詰めの作業です。
こだわればこだわるほど、仕上がりも進化して行くのでエンドレスな校正になりそうですが、今度こそ最終校正の一歩手前までこぎ着けました。
あたらしい表現、かつクオリティーの高いものを目指してじわじわと仕上げています。
こだわりの時間。 [版画 / Prints]

本日もEDITION WORKSさんにお伺いして、詰めの作業。
こだわりの校正とでも言いましょうか、、、やればやるほど版画表現にも慣れてきて、ひとつ手を加えるごとに深化しているのがわかって自分でも非常に楽しい、けども真剣な時間です。
もうちょい。