考えない。 [壁画 / Mural Painting]
現代美術の特徴のひとつは「作家が生きてること」。
この壁画も橋脚補強工事で半壊・全壊したとしても作家自身はもちろん現役なので描き直すことができるはず。
最初に描いたときも予算なしで描いたのだから、描き直すのも予算なしで実現可能な計画。
描き直しを提案しても、工期が延長するとその分だけ予算がかかるだとか、何かと理由をつけて及び腰な担当者。
この壁画を残すためのアイデアなら、予算をかけなくてもいくらでも出せるはずなのに。
計画通りに実行しようとすることだけが正しいとは限らないのに。
途中で検討し直したってかまわないはずです。
思考停止の恐ろしさを改めて感じます。
自由学園明日館。
友人の音楽家・本多さんの結婚パーティーに参加してきました。
出し物も盛りだくさんのアットホームなパーティーでした。
雰囲気も良くてすごい楽しかったなぁ。
シークレットショー。
今、せっせと新作を制作しています。
この作品はごく少数の人向けに、ほぼシークレットに近い形で発表してみようかなぁ、と思っています。
再開。
この夏はあまりに暑くて、、、ランニングをする気にもならず、さぼりっぱなしでした。。。
ひさしぶりに走ってみたところ、、、シューズが壊れました。。。
一番最初にパリに行った時(2003年)に、石畳を歩きすぎてあまりにも足が痛くて買ったもの。
以来、かなり使い込んでお世話になりました。
今日までおつかれさまでした。
裸の都市。 [壁画 / Mural Painting]
人はなぜ、買い物や観劇、美術鑑賞をしたいと思った時に、パリであったり、イタリアの都市などに向かうのでしょうか。
東京よりも治安は悪いし、インフラも東京と比べたら整ってるとは言いがたいのに、それでも行きたいと思ってしまうのはなぜでしょうか。
それは行政も含めて、アートやファッションを大切にしているからではないでしょうか。
東京都が行ったストリートペインティング事業も、ヨーロッパの各都市に負けない魅力を生み出すきっかけになる事業だったはずでした。
著名なアーティストが作品を作ればそれだけ予算が必要になってしまいますが、若手アーティストを起用することで予算をかけずに東京に文化的財産を作り出すこと、そして長い年月をかけてその財産を守り育ててゆくことで、やがて文化的先進国に追いつくことができる、、、はずでした。
残念なことに事業開始わずか5年で、このような工事のためにその理念は潰えようとしています。
いずれここに無機質な白い壁が立ち上がった時、東京がいまだ文化的後進都市だということをあらためて思い知らされるのでしょう。