街を重ねてみよう〜１日目。

東京都現代美術館にて、春のワークショップ「街を重ねてみよう」の１日目を行いました。

お天気も良く、まさにお散歩日和。参加者の親子のみなさんにカメラを持っていただいて、早速街の中へ飛び出していただきました。思い思いの場所で、興味のあるものを次々に撮影してゆきます。キヤノンさんから貸し出していただいたデジカメのメモリいっぱいに撮影してくる親子も続出で、街歩き＆撮影を思う存分に楽しんでいただきました。
美術館のスタジオに帰ってきた親子から順番にインデックスプリントを印刷して、その中から作品に使いたいものを選んでOHPシートにプリントしてゆきます。
あとはOHPシートを切り抜いて、それぞれの親子のオリジナルの街を作ります。
そして出来上がったオリジナルの街を、美術館の展示室で6mの大きさに投影しての発表会！

どのチームも本当に面白いものを街の中から発見してきていて、お互いに気付かなかった街の表情にたくさん気付くことができました。
お花だったり、虫だったり、標識や建物、看板、、、などなど。
中でも、「撮ってもいいですか？」と声をかけてお花を撮らせてもらった老夫婦の花壇では、親子が声をかけたことで老夫婦も自分たちが育てた花の美しさを再確認できたようで、親子が立ち去ったあとで家の中から三脚を出してきて、自分たちの花の撮影を始めていました。「気づき」の拡がりが生まれたことは本当に嬉しいことですね。

地域の方とも交流しつつ充実したワークショップとなった１日目。
２日目もまたいろいろな親子さんたちとの出会いが楽しみです。



「街を重ねてみよう」ワークショップ１日目の模様
　（東京都現代美術館・教育普及プログラムブログ）
http://www.mot-art-museum.jp/blog/edu/2009/03/post_218.html