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その時。

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日本橋三越での授業を終えてお昼をいただいた後、僕は東京メトロ三越前駅の地下にいた。
「大きな地震が来ます」とのアナウンスの後、大きく揺れ始める地下街。
一斉に地上へ向かう人たち。
大変なことになったのは瞬時にわかった。地下鉄がすぐに全線ストップ。大きな余震が続く状態で情報もなく、僕はしばらく地下で様子を見つつ大きなビル内のほうが安全かと思い、しばらくその場にとどまることに。

夕方になっても首都圏は電車が全線運休。携帯はつながらないまま。
まだ夜の授業があったのだけど、まずは妻のところへ向かってみようと思い、歩いて東京駅へ。
すでに歩道は人の波。混乱は増しているようだった。
丸ビルで妻と合流。運良く近くにいて本当に良かった。
ビルにある大型スクリーンに映し出された被災地の様子を初めて見て、事態の深刻さに愕然とした。

妻の仕事もこの状況では継続不可能、ということで、妻と妻の同僚と三人でかろうじて動いているバスを待つことに。
動いているとは言え、バスに乗れる人数は限られている上に、時間が経つにつれて道路も渋滞でバスそのものがなかなか来ない状況に。
どんどん冷え込む中、4時間並んだものの、夜になって電車が動き始めた、との情報でなんとか電車で帰宅。深夜2時。

それでもとにかく家族が無事で良かった。
あったかいお風呂と、あったかい布団のありがたみが身にしみた。
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