ミュンヘン。
1972年のオリンピックで、11人のアスリートが殺されたという史実に基づいた映画、「ミュンヘン」を見に。
報復に次ぐ報復で、人の哀しみが加速して行く様はまさに狂気。平和に慣れた僕たちにはおよそ想像もつかない血で血を洗う抗争に鳥肌が立つのと同時に、それに抗うものがあるとすれば、それはやはり家族愛なのだと感じます。
上映時間は少し長めの社会派映画。でもラストまで飽きることなく画面に釘付けでした。
見終わったあと、いくつかのギャラリーを見て回ったのですが、どうも薄っぺらで軽い感じを受けてしまいました。
美術にも哀しみや狂気に抗う力があるはず。
僕も微力ながらもっと頑張らなければ、と思います。
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