観る音。
夜、東京文化会館小ホールへ。
トーキョーワンダーサイト主催のInternational Ensemble Modern Academy Concert(インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー・コンサート)を聴きに行く。
現代音楽と言うと、正直取っ付きにくい印象があるのだが、この日のコンサートには良い意味で裏切られた。
冒頭、Steve Reich(スティーブ・ライヒ)のDifferent Trainsでグッと引き込まれてしまう。音から情景が浮かぶのだ。後で打ち上げの席にてサウンドデザインを担当したNerbert Ommerさんに話を聞くと、第二次大戦時に、ユダヤ人が収容所へ送られた列車がモチーフになっているのだとか。その感覚が音の景色として僕たちの前に立ち現れる。
その後も若手の演奏家を中心にプログラムは進む。どの音からもイメージが見えてくる。こんな経験は初めてだ。たっぷり2時間半、聴いて良かったと思う。
打ち上げの席で何人かの若手演奏家と話をする機会を得た。同じ世代で、音楽と美術とジャンルこそ違えども同じ表現の道を歩んでいる彼らともう少し話してみたいのと同時に、交流ができればと思う。
本当に行って良かった。
そしてこのBlogを見ていただいている松山さんへ。いつもおつかれさまです。
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