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白洲正子 神と仏、自然への祈り

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世田谷美術館へ白洲正子展を見に。
日本人がいつの間にか見過ごしてしまったものの中に、再び「美しさ」を見いだす白洲正子さんの眼力は凄かった。
中でも、焼損した千手観音像のトルソー。
焼けて木の塊となり、神様としてのアイコンである装飾を一切失っているにも関わらず、そこにたたずむ姿は神そのものだった。
一旦出口まで展示を見て、もう一度その姿を拝みたくて戻ってしまった。
展示を見て手を合わせたいと思ったのは、これが初めてかもしれない。
とても美しい姿だった。