マラケシュ #2。
マラケシュの朝。
ピンク色の町並みが、朝日を浴びて輝いている。
イブ・サン・ローランの邸宅だったマジョレル庭園へ。
生前、イブ・サン・ローランは「モロッコに"色"を教えてもらった」と語ったそうだけど、まさにその通り。
モロッコは色で溢れているし、この庭園も圧倒的な光と色の美しさを見せてくれる。
あまりに魅惑的な色にとらわれすぎて、外にタクシーの運転手さんを待たせていることが、すっぽり頭から抜け落ちてしまった。
運転手さんには申し訳ないことをしてしまった。2時間は待たせすぎた。
でも庭園内にタクシーの運転手さんが迎えに来なければ、きっとまだこの色彩の魅力から抜け出すことはできなかっただろう。
旧市街で一番美しいと言われているアグノウ門。
タクシーの運転手さんの案内のおかげで見ることができた。
今日もスークへ。
昨日までは「コンニチーワ」と声をかけられることが多かったのだけど、今日は「ナマステ」から始まって、よくわからない挨拶が多かった。
そういえば、タクシーの運転手さんにもイギリスから来たインド人だと勘違いされてた。
やや馴染んだということだろうか。
スークの迷路のような道のどこに何があるか少しわかるようになって、値段交渉しながらの買い物も楽しめるようになった。
モロッコは、道にも星をモチーフにした模様がある。
眼を奪われる場所がたくさんある。
ホテル内の緻密な模様も美しい。
色の組み合わせも。気の遠くなるようなパターンの組み合わせも。
とにかく目の中に美しいものがたくさん飛び込んでくる。
マラケシュの街に興奮気味だ。